ドラマ【ヒポクラテスの誓い】感想

ヒポクラテスの誓い

北川景子主演のWOWOW連続ドラマ『ヒポクラテスの誓い』。中山七里の法医学ミステリーをドラマ化したものです。2016年10月2日からWOWOWで全5回が放送されました。『ヒポクラテスの誓い』を見てみた感想です。

【ヒポクラテスの誓い】あらすじ


法医学本当に真実を導き出してくれるのか。また、医師は真実を遺族に伝えてくれるのか。この二つの重要な問題提起をしてくれるドラマです。

主人公の栂野真琴(北川景子)は、内科医の津久葉教授(古谷一行)のもとで研修医をしていたが、ある日法医学教室での研修を勧められる。真琴は気が進まなかったが、尊敬する津久葉教授の勧めということもあり、しぶしぶ法医学教授の光崎藤次郎(柴田恭兵)のもとで研修することになる。

光崎教授は真琴を冷たくあしらい、真琴も光崎の強引なやり方に不信感を持つ。しかし、一度検案が終わった遺体を解剖して真実を暴き出していく光崎の強い信念と実力に引き込まれていく真琴。真実を追求したいという思いから次第に光崎に協力的になっていく。





解決済みとされた事件に疑問を抱く刑事の古手川和也(尾上松也)の協力もあって、次々と真実が暴かれていき、ストーリーは意外な問題に発展することとなる。

病院として守らなければならない、医師のミスが暴かれていくのを阻止しようとする教授と、それに勇敢に立ち向かい、人命を救うことにこだわる教授。全く考えの違う医師がそれぞれの信念を貫こうとする。

その二人の教授の間に入って、複雑な気持ちを持ちつつも、患者を救うことを優先する真琴が勇敢で頼もしい存在になっていく。

【ヒポクラテスの誓い】感想


今売れに売れている北川景子が、体当たりで患者や遺族と向き合う医師を演じている姿は圧巻です。

教授役の古谷一行と柴田恭兵も全く違うキャラクターで、最初は柴田恭兵が演じる光崎教授が悪役ではないかというイメージを持ってしまいます。

ところが、ストーリーが進んでいくと、真の悪役が炙り出されてきます。実績を積み上げてきた教授と医師が犯してしまった医療ミスを隠蔽し、助かる命を助けることができない状況に陥ってしまう医療機関の危うさが浮き彫りになってきて、現実にこんなことが起こっているのではないかと、心配になってくるのは私だけではないはずです。

医療ミスが明るみになれば、病院の信用にも瑕がついてしまうという、医師の苦悩が伝わってきます。実際に自分がその病院で働いていたら、信じたくない事実が出てきたらできれば無かったことにしたいと思うだろうと考えるのが正直なところです。

ミスを認めて方針を変えて命を助けることと、病院を守ることとどちらを選択するのか。視聴者にとっては当然人命第一と思いますが、実際に病院側に立って考えると、簡単に決断できないのではないかと疑心暗鬼になってしまいます。





もし真琴が最後に思い切った行動に出なければ、患者の命は救われなかった可能性があります。真琴の勇気ある行動で、教授の気持ちが大きく動かされ、人命第一という基本に返れたのです。

逆に言えば、真琴のような勇気ある医師が実際に存在するのかどうか考えてしまいますが、患者としては絶対に存在して欲しいと希望します。


『ヒポクラテスの誓い』はWOWOWで放送が終わってしまった今、動画配信は行われておらず見ることができないのが残念です…。今どき動画配信サイトで見れないというのはどうかと思いますね~。

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